山元町磯浜漁港での水中ドローンを使用した研究が報道されました
3月7日(月)に山元町磯浜漁港で知能エレクトロニクス工学科の園田潤教授、同学科4年の勝倉史也君、佐藤圭一郎君が実施したROV(水中ドローン)による海底調査の様子が3月11日(金)の河北新報朝刊に掲載されました。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160311_13020.html
園田教授は、昨年度からJST科学技術振興機構の研究助成を受け、山元町磯浜漁港で堆積漂砂対策のための海流解析に関する研究を実施しています。
http://www.jst.go.jp/fukkou/about/matching_kadai7.html
今回は、ハードウェアやソフトウェアを利用者が追加で開発できるOpenROVという水中ドローンを用いて、実際の海底がどのように観測できるかの調査実験を行いました。漁港岸壁の矢板と呼ばれる鉄板や漁船の船底に付いた貝類などの観測のほか、海底を3次元復元するためのカメラキャリブレーション実験を実施しました。今後は海底の堆積漂砂の観測の他にも、震災の海底ガレキで操業が十分できていないホッキ漁の漁場調査、磯浜海水浴場の再開のための海底調査などを実施する予定で、地域の震災復興に少しでも貢献できればと考えています。
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