第1回専攻特別講義Ⅰ、Ⅱ(第252回定例談話会兼)を開催しました

 5月25日(水)、本校広瀬キャンパスの視聴覚教室において、東京理科大学の遠山貴巳教授による「大型研究施設の連携による先端基礎科学~高温超伝導体を例として~」と題する講義がありました。

 現在、京コンピュータ、高輝度放射光施設Spring-8、中性子施設J-PARCなどの大型研究施設の連携研究が盛んに行われており、その研究テーマは基礎から応用まで多岐に渡っています。遠山先生は量子物性・量子多体論の専門家で、京コンピュータ上での実際の電子状態シミュレーションを基にしながら、Spring-8、J-PARCにおける実験家との有機的なコラボレーションを主導している方です。講義では、ご専門の銅酸化物高温超伝導体のお話を中心にしながら、ミクロな世界の量子力学的取扱いによる物性研究の面白さ、多角的な手段による研究の醍醐味が述べられました。

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