本校OGによる第3学年キャリア支援講演会を開催しました
5月30日(月)、広瀬キャンパスICTメディア室において、第3学年合同ホームルームとして、本校専攻科電子工学専攻を平成15年度に修了した株式会社インテリジェンスの小野寺昌子氏によるキャリア支援講演会を開催しました。小野寺氏は、本校電子工学科在学中に1年間米国に留学するなど、その当時から国際的視野・感覚の必要性を認識し、また、専攻科修了後も多様な職種を経験することによって、キャリア形成に関する実践的なノウハウを修得し、その実績に裏打ちされた「キャリアコンサルタント」として、同社の人材紹介事業部キャリアディビジョンハイキャリアグループで活躍しています。
講演では、学生にとって高専出身の身近な女性先輩の立場から、今後「働くこと」が益々多様化し、それに対応できる人物でなければならないこと、その上で、卒業という3年後を今のうちからしっかりと見据えて、自分が「働く」ことをイメージしてほしいこと、つまり、自分はどんな社会人・エンジニアになりたいか、何を作りたいか、どのようなことができるようになりたいか、どのようなことを身に付ける必要があるか、そのためにどのような勉強が必要かを主体的に考えてほしいことなどを強調されていました。その他にも、就職活動を行う際のアドバイスとして、企業が求めている人材と自分とのマッチングの大切さ、面接準備の際のポイントなどを具体的に説明していただきました。
講演中、講演後ともに、高専生の社会的な強みは何か、いつ頃から就職先のイメージを持っていたかなど、活発な質疑応答がなされ、3年生の多くが自分たちのキャリア形成について、漠然とではありますが、イメージを掴み始めたようでした。
第3学年はどうしても勉強の方だけに気持ちが向いてしまいますが、現在勉強していることの全てが社会で活きてくることは間違いなく、勉強と同時に自分の進路(人生設計)も意識しながら、それを目標に勉強に励んでほしいとのことでした。このような観点からも、今回の講演会が3年生にとってキャリア形成のための確かなきっかけ作りとなり、有意義なものとなりました。