第4回専攻特別講義Ⅰ、Ⅱ(第255回定例談話会兼)を開催しました

 7月13日(水)、本校広瀬キャンパスICTメディア教室において、株式会社デージーエスメディカルの岩田靖様による「医療情報処理システムの開発と、職業人として楽しく充実した生活を送る方法」と題する講義がありました。岩田様は大学院修了後、企業の研究所を経由されて今の会社の代表をされています。病院では様々な診断システムによって多くの画像データが出ます。病院の医療データがフィルムからデジタルデータに変わる時期を的確に捉え、そこに御自身の画像処理の技術を生かして仕事を進めておられる様子がよく分かりました。また技術者はコンピュータを提供しているのではなく、病院・患者さんが必要とする価値を提供するということを強調されたことが印象的でした。お話の後半では、就職・進学あるいはインターンシップの方向性が決まりつつあるこの時期の専攻科生に向けて、社会において自身の価値を最大化することの重要性をお話しいただきました。特に、社会人をA(終身型)・B(転職型)・C(起業型)のタイプに分けて、タイプに応じて価値の最大化にどのようなことが必要かということが述べられました。前回までが技術的なお話しでしたので、学生達にとっては改めて自身の将来像を描く貴重な時間になったように思います。

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