専攻科生がワイヤレス結合器コンテストGHz部門で1位受賞
電子情報通信学会無線電力伝送研究専門委員会が主催する第5回ワイヤレス結合器コンテストが、9月22日(木)に北海道大学にて開催されました(下記URL参照)。これは学生・若手技術者を対象として無線電力伝送システムの中枢コンポーネントであるワイヤレス結合器を試作し、その性能を競うものです。無線電力伝送技術は現在世界中で注目されている技術で、無線電力伝送産業の持続的発展と研究の裾野を広げることを目的として、2014年9月から年2回開催されています。第5回コンテストではMHz部門とGHz部門で、それぞれ各自試作した結合器を10分以内で指定された測定器で測定し、最大S21と最大kQ積(伝送効率)を競いました。全4個の賞が設けられている中、今回の参加者は企業や京都大学をはじめとする大学生が多く、計20件の申し込みがありました。その中で、袁研究室の専攻科1年生橋本雄大さんが3Dプリンターで試作した高利得開口アンテナ(図1)が、GHz部門にて見事に最大kQ積1位で表彰されました(図2、図3)。試作したアンテナは、3Dプリンターで簡易に試作されたことも関係者から高く評価されました。
http://www.ieice.org/~wpt/Cont_2016-society/index.html
![]() 図1.試作したアンテナ |
![]() 図2.賞状 |
![]() 図3.受賞者とコンテスト委員(橋本君は後列左から一番目) |