令和4年12月14日(水)に本校総合工学科園田潤教授が総務省戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)成果展開推進賞を受賞しました。(授賞式等はオンライン開催となったため、先立って12月1日(木)に本校において総務省東北総合通信局の栁島局長から賞の伝達式が執り行われました。)
 戦略的情報通信研究開発推進事業は、情報通信技術(ICT)分野において新規性に富む研究開発課題を大学・国立研究開発法人・企業・地方公共団体の研究機関等から広く公募し、外部有識者による選考評価の上、研究開発を委託する競争的資金です。未来社会における新たな価値創造、若手ICT研究者の育成、中小企業の斬新な技術の発掘、ICTの利活用による地域の活性化、国際標準獲得等の推進を目的として第5期科学技術基本計画に掲げる方針に基づき総務省が推進する研究プロジェクトです。
 園田教授は研究開発課題「超高速シミュレーション技術に基づいた地中レーダによる社会インフラ劣化高精度診断システムの研究開発」について、令和元年10月に同事業の研究開発奨励賞を受賞しており、その後の研究開発の成果の展開が顕著であることから、今回の成果展開推進賞の受賞にいたりました。
 情報通信技術(ICT)の研究開発は、2015年9月に国連で採択された、先進国を含む2030年までの国際社会全体の開発目標である持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals : SDGs)17のうちの「強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る」、「包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する」などへの貢献が期待されます。

本校での伝達式(左:栁島局長、右:園田教授)  表彰盾