令和5年3月1日(水)に日本大学工学部で開催された東北地区若手研究者研究発表会で映像情報メディア学会東北支部優秀賞を受賞しました。東北地区若手研究者研究発表会は、東北地区の高等専門学校学生、学部学生、大学院生(修士)、若手社員、若手研究員を対象に、「音・光・電波・エネルギー・システムとその応用」に関する最新技術の紹介、情報交換を目的として毎年開催されるもので、今回は口頭発表101件、ポスター発表84件の計105件の発表が行われました。映像情報メディア学会東北支部優秀賞は、このうち学会の審査により3件を選定し優秀賞として表彰するものです。
 今回は、本校専攻科1年中道一紗くんが口頭発表した山形県酒田市飛島の定期船の出航欠航を人工知能AIと気象庁のアメダスデータを用いて予測する「機械学習による定期船の運航予測(中道一紗、小岩晃、園田潤)」と、本校総合工学科知能エレクトロニクスコース5年木戸勇佑くんの口頭発表である地中レーダを用いた災害時の行方不明者捜索を自動化する「災害時の行方不明者捜索のためのGNSS自動走行地中レーダロボットの開発(木戸勇佑、増田楓真、園田潤、山内誠、佐々木匠、佐藤風雅)」が優秀賞を受賞しました。中道くんと木戸くんの発表は、東北地区若手研究者研究発表会優秀発表賞も同時受賞しました。
 いずれの発表も山形県酒田市の飛島定期船運航や宮城県石巻市での東日本大震災の行方不明者捜索など地域課題を解決する研究であり、早期の実用化が期待されています。
 最後になりましたが、研究会の現地開催に際して主催・運営で多大なサポートしていただいた日本大学工学部等の関係者のみなさま、旅費を支援いただいた本校後援会、研究費を支援していただいた国立研究開発法人情報通信研究機構および公益財団法人JKAに深く感謝申し上げます。

専攻科1年中道一紗くん(現専攻科2年) 総合工学科5年木戸勇佑くん(3月卒業)