6月3日(月)に総務省東北総合通信局(局長:中沢 淳一氏)と東北電気通信協力会(会長:日本放送協会 仙台放送局 局長 小椋 並樹氏)との共催で開催された令和6年度「電波の日・情報通信月間」記念式典において,総合工学科の園田潤教授が「東北総合通信局長表彰」を受けました。
 「電波の日・情報通信月間」記念式典では,東北地域において情報通信の発展に貢献のあった個人や団体に対して東北総合通信局長及び東北電気通信協力会長から表彰を行うもので,今年度は3個人4団体が表彰されました。
 今回表彰を受けた「電波の日東北総合通信局長表彰」は,園田教授が総務省戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)や文部科学省科学技術研究費補助金基盤研究(B)ほかで研究を進めている「超高速シミュレーション技術に基づいた社会インフラ劣化高精度診断システム」に関するものです。これまでの総務省SCOPEの2019年研究開発奨励賞と2022年成果展開推進賞に続き,地中レーダの二つの課題である人手による画像識別と調査を自動化する着想と実際の災害現場等での実証実験が評価され表彰を受けました。
 近年報道でも取り上げられている水道管をはじめ建設後50年を経過したインフラの老朽化が大きな社会問題になっているほか,2024年元日に発生した能登地震をはじめ大型自然災害が増加傾向にあります。また,東日本大震災では現在でもいまだ2520名が行方不明であり,石巻市旧大川小学校の行方不明児童はじめ多くのご家族が捜索を継続しており帰りを待っている状況です。今後も引き続き自然災害や社会インフラの防災・減災・復興に資する技術を研究していきます。
 最後に本賞に推薦していただいた総務省東北総合通信局ほか研究や実証実験にご協力いただいている関係者の方々に深く感謝申し上げます。

令和6年度「電波の日・情報通信月間」記念式典を開催- 情報通信の発展に貢献された個人,団体を表彰 -
https://www.soumu.go.jp/soutsu/tohoku/hodo/20240529a1001.html

総務省戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の研究開発奨励賞および成果展開推進賞
https://www.sendai-nct.ac.jp/20191129-2/
https://www.sendai-nct.ac.jp/s20221216-3/

本件に関する報道
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1207924
https://news.ntv.co.jp/n/mmt/category/society/mm3d3abfed26044731bba2ec0f9d59d3c1
https://www.khb-tv.co.jp/news/15291288

賞状