広瀬キャンパスの松枝宏明教授が、平成30年8月21日(火)~25日(土)理化学研究所(埼玉県和光市広沢)柚木計算物性物理研究室にて研究者向けに90分×16コマ、平成30年8月29日(水)~31日(金)中央大学大学院理工学研究科にて大学院学生及び研究者向けに90分×15コマの集中講義を行いました。講義内容は、松枝教授が執筆して一昨年度出版された「量子系のエンタングルメントと幾何学」(森北出版)に基づいており、近年、世界的な潮流となっている量子情報理論に基づく理論物理学の一段深い視点について講義を行いました。物性理論・数理物理・重力理論・超弦理論などの異なる分野が、「エンタングルメント(量子もつれ)」「ホログラフィー」などのキーワードで統一的に記述されることに大きな興味が持たれており、積極的な議論が飛び交い、参加者それぞれが意義深い時間を持つことができました。
 なお本年度は、愛媛大学(9月18日~9月21日)でも松枝教授の集中講義が開催されます。

「量子系のエンタングルメントと幾何学」

 

熱心に講義を受講する参加者 講義を実施している松枝教授