ネットワークエンジニアとして携帯電話の通信品質改善を担当しており、イベント時の輻輳対策や5Gの繋がりやすさ向上等を行っています。もともと放送局のエンジニアになりたいと思っていましたが、同じ電波を使った携帯電話に興味が移りました。高専在学中がちょうどガラケーからスマホの転換期にあたり、スマホが快適に使えることの重要性を強く感じ、生活に欠かせないインフラでもある携帯電話のネットワークをより良くしたいとこの仕事を選びました。ある花火大会での対策で、当日会場で快適にスマホが使えたときは非常に嬉しかったし、やりがいも感じました。

仙台高専では無線通信やプログラミング、ネットワーク、セキュリティ等、幅広く学ぶことができて良かったです。ペーパーテストで点を取るだけでなくプログラミングやネットワーク構築等の実習までできる状態を目標にしていましたが、授業以外でも自主的に勉強して人に教えられる所までたどり着くことができました。新入社員研修時にはそういった全分野を網羅している方は少なかったので、いい学科を選んだなと思いましたし、今の仕事にも活かされています。また、在学中に『やるべき仕事をすぐにやる習慣』が付き、上司から資料作成の対応の早さを褒められることも多いので、多数のレポートをこなしたおかげだと思います。

アマチュア無線部で全国1位を取ったり、科学の甲子園など様々な活動に参加できたり、クラスメイトからいい刺激をもらえたりと良い経験ができました。技術が好きな方、興味がある方には良い学びの場になると思います。