卒業生 佐々木 壱哉
高専だから身に付く「課題解決へのプロセス」
知能エレクトロニクス工学科
2015年3月卒業
東北電力ネットワーク㈱勤務
佐々木 壱哉 さん
電気設備(おもに電柱・電線・メーター等)の建設・保守業務を行っています。東日本大震災の大規模停電の際、停電の早期解消に励む姿に憧れたことがきっかけとなり現在の職種を志望しました。電気を当たり前に使用できる現代で、地域の方々の「普通の生活」を支えられるという業務に誇りを持って働いています。その一方、電気設備は膨大な量で、建設・保守に伴う管理や実際の工事は大変ですが、停電が解消したお客様のホッとした顔を見たらそれまでの疲労も忘れられますね。
幼少期からモノ作りが好きで、中学生では「数学」や「技術」が楽しかったので、普通高校より圧倒的に工学系の知識・技術を得ることに魅力を感じ、仙台高専を選択しました。情報系(ソフトウェア)にも関心がありましたが、モノ作り(ハードウェア)への興味が深く、知能エレクトロニクス工学科に進みました。
高専の特長として「レポート課題」が多いことが挙げられますが、課題の背景から結果を導く一連の流れを繰り返し習得できたと思います。それが社会人として「仕事を計画的に行うこと」や「簡潔明瞭な報告書の作成」に繋がっていると感じます。また、所属していたサッカー部では高専大会の全国大会出場も果たし、コミュニケーション能力も身に付きました。
高専に少しでも興味があるなら入学あるのみ!5年間通って就職でも、卒業後に一般大学への編入も可能、さらに専攻科で研究を極める道もあり選択肢が豊富です。自由な校風の中で、自分の好きな分野を生かしながら個々に合った学び方ができると思います!