令和元年5月5日(日)から5月17日(金)までの13日間、ドイツ北西部に位置するデトモルト市の職業訓練校フェリックス・フェッヒェンバッハ・ベルーフスコレーク (Felix-Fechenbach-Berufskolleg:以下FFB 校)及びベルリン市へ、学生10名、引率教職員3名を派遣しました。
 研修前半は、表敬訪問したリッペ郡王族のプリンス、デトモルト市・副市長、FFB校長先生をはじめ、教職員・学生の皆さまから歓待を受け、地域の歴史や自然、伝統文化に触れることができ、たいへんあたたかな気持ちになりました。
 FFB校では、授業見学やフェニックス・コンタクトセンター企業訪問を行い、最新技術を使った製造現場や労働環境から刺激を得て、マテリアル環境工学科4年・狩野元弥さんは「ドイツでの日本とは異なるやり方が勉強になり、面白かった。」と話し、今後の学習へ向けて意欲を湧かせていました。またFFB研修中は学生宅でのホームステイを経験し、機械システム工学科4年・長南幸汰さんは「ホームステイ先の家族の皆さんのお世話がとてもあたたかかった」と話していました。
 FFB滞在最終日には、学生が震災に関するプレゼンテーションを行いました。東日本大震災による被災経験や復興状況を説明し、会場からはたくさんの質問が飛び交いました。最後にFFB校長先生から1人1人に修了証書が手渡され、学生達は満足げな表情を浮かべていました。
 研修旅行後半、一団は首都・ベルリンへ電車で移動し、ベルリンの壁、ベルリン・フィルハーモニー、ドイツ技術博物館、フォルクスワーゲン自動車博物館等を訪問し、歴史や芸術文化、工業技術を学び、たくさんの思い出を作ることができました。
 本交流は、2002年度末に学術交流協定を締結して以来、隔年で学生を相互派遣するプロジェクトであり、来年度は本校がFFB校を受け入れることになっています。なお本派遣は、後援会からの補助を受けています。改めて御礼を申し上げます。

リッペ郡王族・プリンス表敬訪問 デトモルト市・副市長表敬訪問
震災に関するプレゼンテーション 修了証書授与