G20サミットの主要議題となった海洋マイクロプラスチック問題*は、最近、特に注目を集めている国際的な課題であり、この問題の現状把握と速やかな解決手段の開発が求められています。
 本校では、国際交流の一環としてマレーシア大学トレンガヌ校(UMT)と学術交流協定を結んでいます。交流を通してマレーシアの海洋マイクロプラスチック汚染の調査プロジェクトを推進している同大学から、現状調査に関しての協力依頼がありました。
 このプロジェクトでは、海中、海底からマイクロプラスチックを採取することが大きな課題となっています。そのため高度な浚渫(しゅんせつ)技術を有している地元企業である株式会社丸本組にお願いし、その作業現場を見学させていただくこととなりました。当日は、本校校長、教員およびUMTからの留学生2名が、石巻の丸本組本社と浚渫工事の作業現場を視察させていただき、UMTとのプロジェクト推進に向けての調査を行います。
 詳しくは以下をご覧ください。

詳細(プレスリリース本文)

*海洋を漂流するプラスチックごみは、洋上で破砕を繰り返しながら微細片となり、海洋生物が誤食したり、海底泥中に堆積されたりするなど、プラスチックによる海洋汚染は地球規模で広がっています。
**プラスチック検出(遠藤智明 教授)、重金属検出(葛原俊介 准教授)、海底電波探査(園田潤 教授)