令和元年7月22日(月)、広瀬キャンパスICTメディア室において、1年生を対象とした性教育に関する講演会を開催しました。
 この講演会は、思春期後期を迎える学生たちが、人間として幸せに生きていくために、性に関する正しい知識を持つことを目的として、毎年実施しているものです。今回は、宮城大学看護学群次世代育成看護学分野の桑名佳代子教授を講師としてお招きし、「私たちの生と性」をテーマにご講演いただきました。講演では、受精の仕組みをビデオで見た後、多様な性のありかた、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ※、日本における性教育、性感染症等、多彩な内容をご教示いただきました。
 現在は、性に関する情報が氾濫しており、若者が性犯罪に巻き込まれたり、知識がないために性感染症にかかったり、望まぬ妊娠をしたりするケースも多くあります。学生たちには、本講演会で学んだ知識をもとに、正しい情報を選択できるようになってほしいものです。また、セクシャルマイノリティの人権問題への理解も進んできています。「性は、グラデーション」と言われます。本講演会をきっかけに、多様なセクシュアリティに対する理解を深めてもらいたいと思います。

※リプロダクティブ・ヘルス:人間の生殖システム、その機能と過程のすべての側面において、身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態にあること
※リプロダクティブ・ライツ:すべての個人とカップルが性や生殖について、自分の意思が尊重され、自分の身体に関することを自分自身で決められる権利

性教育講演会の様子1 性教育講演会の様子2