仙台高専では、教育研究技術支援室の職員が中心となり、理科に興味を持ってもらうことと仙台高専のPR活動を目的として、近隣の小・中学校や市民センターのイベントに技術職員を講師として派遣し、講義や実験を行う「出前授業」を企画・実施しています。
 令和元年8月22日(木)・23日(金)の間に、大沢中学校3年生(4クラス121名)、折立中学校3年生(3クラス68名)を広瀬キャンパスへお招きし、「液体窒素の実験 -196℃の世界」のテーマで出前授業を実施しました。
 両キャンパスの概要等を紹介した後、普段目にする機会の少ない液体窒素を間近で観察してもらい、液体窒素の「-196℃」という超低温の特色を利用した様々な実験を行いました。参加者には「実験ノート」と題したプリントを配布し、重要なポイントや実験の予想と結果をまとめてもらい、液体窒素に関する理解を深めてもらいました。また、キャンパス見学ツアーを行い、実験室やワークショップ、創造教育棟など高専ならではの設備や施設を見学してもらいました。
 それぞれの中学生のアンケートからは、「普段あまり体験することがないのでとても面白く感じました(大沢中)」、「実験などに興味がわきました(大沢中)」、「とても楽しく液体ちっ素について学ぶことができた(折立中)」、「高専の楽しさや特徴も分かりました(折立中)」、といった感想をいただきました。
 今回の出前授業を通して、理科や仙台高専について興味を持ってもらえたらと思います。

【大沢中】液体温度の温度計測 【大沢中】「実験ノート」にまとめている様子
【折立中】液体窒素を間近で観察している様子 【折立中】炭酸飲料のペットボトルを液体窒素に入れる実験