令和元年9月4日(水)から6日(金)に東北大学川内北キャンパスで開催された第67回日本工学教育協会年次大会工学教育研究講演会において、広瀬キャンパス情報ネットワーク工学科5年の矢倉三太朗さんが、学生の学修活動事例として発表した講演題目:「バスケットボール試合データ統合解析システム開発におけるPDCAの実践」(矢倉三太朗、早坂太吾、櫻井翔太、東畑陽介、兼村裕介、佐藤公男)でJSEE研究講演会ポスター発表賞を受賞しました。
 発表では、科学研究費助成事業として開発プロジェクトチームを組み、PDCAを実践しながら開発を進めてきた本システムの紹介が行われ、学生の実用的システム開発能力の検証を目的として、工学教育の観点から単にプロトタイプとしての動作だけに満足することなく、ユーザの立場から機能性・信頼性・使用性等のシステム全体の品質向上を強く意識し、追求することの重要性を学生が身をもって学修できたことを具体的に強調したことが評価されたようです。このような「追求する姿勢」は、システム開発だけに限らず、普段の学習・課外活動など、学生生活全般に通ずるのではないでしょうか。
 今回の発表は多くが教員によるものでしたが、その中で学生による本発表が優秀発表として選出されたことは、高専生の実力の高さのアピールになったのではないかと思います。
 最後に、大会参加に当たり、広瀬キャンパス後援会から多大なご支援をいただきましたことに心から感謝申し上げます。

 本大会の詳細については、以下のサイトからご覧ください。
   https://www.jsee.or.jp/event/conference

発表会場にて ポスター発表賞