令和2年11月28日(土)に、令和2年東北地区高等専門学校専攻科産学連携シンポジウムを開催しました。
 このシンポジウムは、東北地区内の高等専門学校専攻科学生による合同研究発表会を通して学生レベルでの高専間の交流を促進するとともに、企業あるいは大学の研究者の特別講演等からなるシンポジウムを通して専攻科学生の研究や学修への意識を高め、高専専攻科の研究・教育活動を活性化させることを目的として毎年開催しています。
 今年はコロナ禍の影響でオンラインでの開催となり、毎年開催している特別講演や企業フェスタは中止、学生の研究発表のみとなりました。開会式で福村校長と本シンポジウムを共催いただいている仙台高専産学連携振興会会長の村石様からあいさつをいただいたのち、9つのTeamsセッションに分かれて東北地区の各高専から計137件の発表が行われました。発表学生は、自身の研究成果やインターンシップの内容等について8分という限られた時間の中で、パワーポイントを駆使し工夫しながら発表していました。最後に産学連携振興会副会長の三方様より講評をいただき、シンポジウムは閉会となりました。
 なお、各高専の専攻科長から推薦された13件の発表の中から審査を経て、産学連携振興会より最優秀賞1名・優秀賞3名・特別賞(会長賞)1名が表彰され、楯と副賞が授与されました。
 また、当日は仙台高専の支援学生が全セッションをモニタリングして座長との連携を図り、プレゼンテーションの準備が滞っている発表者に対して的確な指示を与えたり、質問者へのミュートの解除を操作してスムーズな進行に寄与してくれました。
 オンライン開催は初めての試みでありましたが、大きなトラブルもなく無事終えることができ、専攻科生の研究の活性化につながる有意義なものであったと感じられました。

 <受賞者は以下のとおり>
  最優秀賞
   伊藤千紗さん(鶴岡高専)
  優秀賞
   上野晴奈さん(八戸高専)
   小野寺康弥さん(一関高専)
   片山堅斗さん(仙台高専)
  特別賞(会長賞)
   鷹木亮太さん(仙台高専)

福村校長のあいさつ
村石様のごあいさつ 審査の様子
三方様による講評 発表をモニタリングする支援学生