仙台高専広瀬キャンパス教育関連プロジェクトにおいて、教育研究技術支援室では「学生の創造性を育むプロジェクト」と題し、「ものづくり」に興味がある学生を対象に4校時目や放課後などの空き時間を利用して、はんだ付け・機械工作・電子回路測定の3つの講座を開催しました。
 令和2年11月11日(水)に1年生2名を対象に「はんだ付け講座 ~はんだ付け練習とLED点灯回路製作~」を、11月17日(火)に1年生3名を対象に「機械工作講座 ~レーザ加工機でオリジナルキーホルダーを作ろう~」を、12月8日(火)に1年生2名を対象に「電子回路測定講座 ~テスタを使って電圧・電流・抵抗を測ろう~」の講座をそれぞれ開催しました。
 はんだ付け講座では、はんだ付けに関する基礎知識を学習し、部品と基板、部品と線材料をはんだ付けするテクニックを練習した後、タクトスイッチを押すとLEDが点灯する回路を製作し持ち帰ってもらいました。機械工作講座では、CADソフトを用いてキーホルダーやドッグタグの外形の設計方法を学習し、レーザ加工機でカットした材料に自分の名前のイニシャルや好きな模様をハンドグラインダーで掘る体験をしてもらい完成品は持ち帰ってもらいました。電子回路測定講座では、1年生の総合工学基礎の授業で製作したアナログテスタの基本的な使い方を学習し、実際に3本の抵抗を用いた直並列回路を組み上げ各抵抗にかかる電圧や流れる電流を測定してもらいました。また、立方体型に配置された抵抗の合成抵抗について測定してもらいました。
 各講座の最後に学生にアンケートを記入してもらい、「LEDにライトを付けれて良かった。自分で作ったものを持ち帰れるのが良い」(はんだ付け講座)、「キーホルダーのデザインから仕上げまでできて楽しかった。また違うデザインをしてみたい」(機械工作講座)、「自分で回路を組めたので少し上手になった。これからテスタを使っていくうえでとてもためになった」(電子回路測定講座)、といった感想をいただきました。

はんだ付け講座
はんだ付けの様子 完成したLED点灯回路
機械工作講座
レーザ加工機での加工 オリジナルキーホルダー作製
電子回路測定講座
アナログテスタでの電圧・電流測定 立方体型の抵抗測定