令和3年1月30日(土)、第14回全国高専英語プレゼンテーションコンテストが開催されました。このコンテストは、高専生の英語力向上を目的として毎年開催されているものです。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、チーム部門は行わず、シングル部門のみ、オンラインで動画を公開する形での開催となりました。
 情報システムコース2年伊藤祐輝さんは昨年に続いて2度目の全国大会出場で、”To Deal with Invisible Risks”のタイトルで、現在のコロナ禍のようなリスクに人類はどのように対処すべきかという内容のプレゼンテーションを行いました。ネイティブスピーカー2名を含む3名のジャッジによる審査の結果、伊藤さんは全国高専から選出された16名の中で、第1位となり、文部科学大臣賞と全国高専連合会会長賞を受賞しました。広瀬キャンパスとしては、昨年の金谷大智さんに続き、2年連続の全国第1位となりました。
 以下、伊藤さんとプレゼンの指導を行ったワーナー川原先生のコメントです。 

伊藤祐輝さん
 前回先輩が優勝したというプレッシャーの中、どうにか1位まで持ち込めて安心するばかりです。これも練習に参加してくださった久保田先生とワーナー川原先生のご尽力の賜物です。特に、発表内容の合理性・英語の発音について、ワーナー川原先生とたくさん練習を重ねられたことは大きかったです。本当に色々なことを学べました。

ワーナー川原先生
 学生が伝えたいメッセージが明確な、自然と納得、共感できるストーリーに仕上がるように工夫しました。また、発表時間は限られているため、スピーチの中で足りない情報をスライドで補完する発表方法を指導しました。原稿の読み上げと発音練習を繰り返すことで、学生は自信をもって発表できたのではないかと思います。

 本キャンパスでは、平成26年度から令和元年度まで7年連続で東北地区大会第1位となっており、また全国大会には平成25年度から8年連続で出場しています。自分の考えや意見を英語で表現してみたいという学生を積極的に支援しています。今後も英語プレゼンテーションに取り組む学生が次々に出てくることを期待しています。
 今年は動画でのコンテストとなったために、次世代教育推進室職員に撮影で多大なご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。
 なお、令和3年度の第15回全国高専英語プレゼンテーションコンテストは本キャンパスが主管校となります。

オンライン動画公開による伊藤さんのプレゼンテーション
福村校長から賞状伝達を受ける伊藤さん 福村校長、久保田学生主事、ワーナー川原先生との記念写真