令和3年11月14日(日)、槻木生涯学習センターで開催された「全日本製造業コマ大戦2021東北地区学生大会」において、本校Aチームが優勝いたしました。
 本大会には宮城県、福島県、山形県の高校、高専、技術専門校、専門学校から20チームが参加。本校Aチームのコマは、ヘビーアロイという比重の大きな合金を使用して、さらに側面に突起を出した「飛ばし系」と呼ばれるタイプのもので、初戦から決勝戦まで見事に相手のコマを弾き飛ばして、全勝優勝しました。
 Bチームは惜しくも初戦敗退となってしまいましたが、回転中に変形して傘を上下にひっくり返したような形状になる「開き系」と呼ばれるコマで出場し、これは本大会ではこれまでになかったタイプであり、参加者の注目を集めました。
 コマ大戦とは、いわゆる喧嘩ゴマのようなもので、各チームが規定寸法(静止状態で直径20mm×高さ60mm以内)、で独自のコマを製作し、土俵(φ250mmすり鉢状)の上で片手の指を使って回転させる競技です。コマ同士がぶつかり合いながら回転の持続性を競うというシンプルなルールですが、コマの寸法や重心位置などを高い精度に仕上げるための高度な加工技術が必要であり、さらにコマを変形させて相手を弾き飛ばすアイデアなど、技術者としての感性が問われます。
 本校は昨年の大会で惜しくも準優勝となり、今大会での優勝に向けてコマの研究・試作を重ねて満を持しての出場となりましたが、見事リベンジを果たしました。今後の大会でも連覇を目指して、誠意努力していきたいと思います。

◆優勝
 「仙台高専NATORI-Aチーム」応用科学コース4年 佐々木啓介

 

◇ほか本校出場チーム
 「仙台高専NATORI-Bチーム」応用科学コース4年 今野洋希

◇サポートメンバー
  機械・エネルギーコース4年 佐藤大芽、鈴木雄裕

 

決勝戦(右側が本校Aチーム) 決勝戦(勝敗が決まるまで座って見守るのがルール)
各チームのコマ 本校メンバーと優勝トロフィー