令和3年11月27日(土)に、令和3年東北・北海道地区高等専門学校専攻科産学連携シンポジウムを開催しました。
 このシンポジウムは、東北地区内の高等専門学校専攻科学生による合同研究発表会を通して学生レベルでの高専間の交流を促進するとともに、企業あるいは大学の研究者の特別講演等からなるシンポジウムを通して専攻科学生の研究や学修への意識を高め、高専専攻科の研究・教育活動を活性化させることを目的として毎年開催しています。今年は第一ブロック研究推進ボードの協力により、新たに北海道地区4高専を加えての開催となりました。
 コロナ禍の影響で昨年に引き続き今年もオンラインでの学生の研究発表とし、毎年開催している特別講演や企業フェスタは中止となりました。
 開会式で仙台高専の澤田校長、第一ブロック研究推進ボード主査の旭川高専高橋校長、本シンポジウムを共催いただいている仙台高専産学連携振興会会長の村石様からあいさつをいただいたのち、11のTeamsセッションに分かれて各高専から計159件の発表が行われました。発表学生は、自身の研究成果やインターンシップの内容等について8分という限られた時間の中で、パワーポイントを駆使し工夫しながら発表していました。最後に仙台高専産学連携振興会副会長の三方様より講評をいただき、シンポジウムは閉会となりました。
 なお、各高専の専攻科長から推薦された14件の発表の中から審査を経て、仙台高専産学連携振興会より最優秀賞1名・優秀賞3名・特別賞(会長賞)1名が表彰され、楯と副賞が授与されました。
 また、当日は仙台高専の支援学生が全セッションをモニタリングして座長との連携を図り、プレゼンテーションの準備が滞っている発表者に対して的確な指示を与えたり、質問者へのミュートの解除を操作してスムーズな進行に寄与してくれました。
 オンライン開催は2度目となりましたが、大きなトラブルもなく無事終えることができ、専攻科生の研究の活性化につながる有意義なものであったと感じられました。

<受賞者は以下のとおり>
最優秀賞
石井玲真さん(仙台高専広瀬)
優秀賞
中川拓己さん(苫小牧高専)
柳沢啓斗さん(八戸高専)
本田瑛暉さん(釧路高専)
特別賞(会長賞)
庄司伶太さん(鶴岡高専)

審査の様子 発表をモニタリングする支援学生