令和3年度、本校の環境整備事業の一環として、「仙台高専キャンパスプロジェクト」が実施されました。これは、学校から経費面等の支援を受け、学生が自主的に学校として有益な施設設備の作製や修理、環境整備を企画、実行するものです。
 広瀬キャンパス学生図書委員会は、図書館内の利便性の向上とスペース有効活用等を目的として「学生目線による図書館利用者用パソコンの作成」を申請し、採択されました。
 採択後、学生図書委員長の藤田晴斗さん(情報システムコース4年)を中心とした図書委員の有志で、図書館内だけでなくキャンパス全体の状況を精査しながらミーティングを行いました。現在の図書館に望まれるパソコンの構成要素を決めた後、パーツ選定、組み立て、セットアップまで学生自身で行いました。
 実際に自作パソコンを組むのは初めてという学生もいましたが、必要な最新情報を調べたり図書委員同士で知識を共有したりしながらプロジェクトを実施しました。作成したパソコンは平成4年度卒業生寄贈の視聴覚ブースに設置し利用に供しています。 
 新型コロナウイルス感染症の影響により、1月に予定されていたプロジェクトの報告会は中止となりましたが、作成したパソコンは期間限定で光るケースファンに取り換えライトアップするなどして学生ならではの利用者用パソコンとして今後も運用していく予定です。

自作パソコンとキャンパスプロジェクトのメンバー
左から佐藤寧音さん、髙橋諒成さん、藤田晴斗さん、前田河悠太さん
学生図書委員会が選択した図書館利用者用PCのパーツ
自作パソコンの組み立て作業

学生図書委員のアイディアにより期間限定でライトアップさせたパソコン