令和4年3月8日(火)に第32回(令和3年度)トーキン科学技術賞贈賞式が仙台国際ホテルにて開催され、本校総合工学科鈴木順准教授がトーキン財団奨励賞を受賞しました。
 この賞は、材料、機械、化学、電気情報等の工学分野、およびこれらの融合する、環境・エネルギー、医工学、バイオテクノロジの学際分野において、優れた研究・開発成果を挙げた当該分野の将来を担う、宮城県内の教育・研究機関に所属する若手研究者を表彰するものです。
鈴木准教授は研究テーマ「体内での治療を可能とする自走型カプセル内視鏡の高機能化の研究」について同賞を受賞しました。
 本研究では、カプセル内視鏡における腫瘍の見逃し防止のための高精度な画像認識システムや治療を実施する上で必要不可欠な自走機能について、①環境に優しく生体適合性が良い酸化亜鉛(ZnO)材料を用いた撮像および発光デバイス開発とリアルタイムでの的確に腫瘍を検出する画像認識システムの研究開発、②消化管内を進むためのアクチュエータの開発および高精度に位置決めできる制御技術の構築について研究開発を進めています。
 本研究は医療機器のみならず、省スペース化が進む産業機器への応用も期待され、これまでの研究成果及び将来性を評価され、本賞の受賞にいたりました。

贈賞式の様子 賞状