令和4年8月25日(木)仙台高等専門学校 名取キャンパス 第一会議室において、仙台高等専門学校とスリーエム仙台市科学館との連携協力に関する協定を締結しました。
 
1.協定締結の目的
  未来につながる科学技術を社会に広く伝え、科学技術の発展を担う人材を育成し、科学技術を社会に還元することで、地域社会の発展に寄与することを目的としています。

2.連携する事業
 1.の目的を達成するため、仙台高等専門学校とスリーエム仙台市科学館は、以下の事業について、連携し協力していきます。
 ①産学連携や学術研究により生み出された科学技術に関する展示
   未来社会につながる科学技術を子供や大人に分かりやすく伝える普及啓発のための展示を共同で行います。
 ②科学コミュニケーターの体験事業
   科学コミュニケーター(※1)による科学技術の普及啓発活動を共同して行います。
 ③オープンイノベーションの推進
   地域におけるオープンイノベーション創出の機運醸成を図るため、学術研究や産学連携における研究開発の成果を広く公開するプラットフォームを共同で運用します。
 
(※1)科学コミュニケーター
 研究者や技術者といった科学技術の専門家と一般社会の間に立ち、相互理解を促す架け橋的な役割を担う者。具体的な活動としては、最新の科学技術の動向調査、科学館や博物館、科学技術イベントでの解説や実演、展示物、イベント、メディアの企画・制作など。

3.協定締結式の様子
  協定締結式では、仙台高等専門学校 澤田惠介校長 から協定の説明、また、スリーエム仙台市科学館 石川由紀夫館長 からご挨拶がありました。

【仙台高等専門学校 澤田惠介校長からの協定の説明内容】
 スリーエム仙台市科学館のミッションである「科学技術の面白さを広く社会に伝える」ところに、仙台高等専門学校の学生が科学コミュニケーターとして協力させていただきます。
また、仙台高等専門学校のミッションである「科学技術の発展を担う人材育成」をスリーエム仙台市科学館開催のイベントへの協力を通して実現していきます。
さらにスリーエム仙台市科学館の協力を得て、仙台高等専門学校で実施されている、産学連携や学術研究の成果を海外や社会に広く伝え、研究成果の社会還元を通して、地域社会の発展に貢献する所存でございます。
スリーエム仙台市科学館と仙台高等専門学校は、相互に連携協力しながら、それぞれ社会に対して約束しております目標の達成を目指して参ります。

【スリーエム仙台市科学館 石川由紀夫館長からのご挨拶】
 仙台高等専門学校との連携協力に関する協定締結の話があって、是非、仙台高等専門学校の学生さんたちの力を借りて、いろいろな科学に関するイベントを盛り上げていけたらと考えていました。
7月に実施されたサイエンス・デイにおいて、リカレンジャー(※2)を拝見させていただき、このようなイベントの実施方法でしたら、子供たちも喜ぶし、とてもよいのではないかと思っておりました。これから、リカレンジャーを科学館で実施していただくということでワクワクしています。
 その他にも仙台高等専門学校の学生の皆さんが発表する場や制作したものを展示する機会を設けさせていただき、表に出にくかったような技術をどんどんオープンにしていけたらと思っております。

(※2)リカレンジャー
 仙台高等専門学校の学生が出向き、科学授業を行うもの。サイエンスショーと理科工作ワークショップを組み合わせた理科体験教室 を楽しく実演している。スリーエム仙台市科学館で、8月27日(土)に「リカレンジャー」が実施されました。

仙台高等専門学校 澤田校長 協定の説明 協定書への署名
スリーエム仙台市科学館 石川館長からのご挨拶

                                                記念撮影
(左から)
仙台高等専門学校 
  近藤隆事務部長、伊藤昌彦副校長、白根崇副校長、澤田惠介校長、
スリーエム仙台市科学館
  石川由紀夫館長、田中富男副館長、久米井正秀主幹