令和4年12月2日(金)に、本校総合工学科伊師華江准教授、和泉諭准教授のお二人が石田實記念財団研究奨励賞を受賞しました。
この賞は、環境、システム及び工学一般分野において情報通信に関連する研究及び開発に従事し、その成果が情報通信産業の進歩発展に貢献または期待できる研究者及び教育者に対し、今までの研究成果に対する業績を称え、贈呈されるものです。
伊師准教授は、人間の感性情報処理特性の実験的解明と感性デザイン支援への応用に関する研究を行っており、同賞は研究テーマ「人間の感性情報処理特性に基づく情報伝達のための画面デザインに関する研究」で受賞しました。
本研究では、テレビ画面を利用した速報などの文字情報の表示が視聴者の映像コンテンツ鑑賞に及ぼす影響を視線計測と主管評価によって実験的に検討し、さらに、画面デザインに関する視聴者ニーズを分析することで、視聴者の視覚的特性や感性に合致する情報伝達のための画面デザインを研究しています。
和泉准教授は、ネットワークセキュリティ、災害に強いネットワークなどネットワークの運用管理に関する研究開発を行っており、同賞は研究テーマ「SDNを用いた新世代ネットワークに関する研究」で受賞しました。
本研究では、ネットワークにおけるセキュリティと災害対応という2つの問題に対し、サイバー攻撃の前兆が発生した際に迅速に検知する技術、さらに、災害時に一部のネットワークが破損した場合でも他の利用可能なネットワークを活用することでネットワーク機能を持続するよう制御する技術を開発しています。
これらの研究は、情報通信産業の進歩発展に貢献できることが評価され、本賞の受賞にいたりました。
伊師准教授の贈呈式での研究発表 | 和泉准教授の贈呈式での研究発表 |