総合工学科園田潤教授の研究成果を元に法人化されたテックアイランド合同会社等のコンソーシアムが国土交通省令和5年スマートアイランド推進実証調査に採択されました。スマートアイランドは国土交通省が推進するもので、離島地域が抱える課題解決のためICTをはじめとする新たな技術等の離島地域への実装を図るものです。その実証事業であるスマートアイランド推進実証調査が令和2年から毎年実施されています。
 本調査では、園田教授が文部科学省・科学研究費補助金や国立開発法人情報通信研究機構・委託研究等で研究開発した人工知能AIによる画像識別や自動走行ロボット等の研究成果を、離島地域で問題になっているインフラ点検、海ごみ回収運搬、草刈り等への活用を実証するものです。実際に10月から山形県酒田市飛島や宮城県塩釜市浦戸諸島等の離島地域において、5G遠隔操作ロボットによる海ごみ運搬および草刈りロボット、またAIによるドローン空撮画像の海ごみ分布推定等の実証実験を開始します。本実証実験には、本校学生も参加予定です。
 テックアイランド合同会社は、日本の縮図である離島の人口減少等による様々な社会問題を、ICT等のテクノロジーで解決することを目的に2020年10月に設立し2023年6月に法人化したものです。

令和5年度 スマートアイランド推進実証調査の採択課題概要(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/report/press/kokudoseisaku11_hh_000110.html
令和5年度飛島スマートアイランドプロジェクト(酒田市)
https://www.city.sakata.lg.jp/shisei/dx/dx_smartisland/smartisland2023.html
テックアイランド設立記事(山形新聞)
https://www.yamagata-np.jp/feature/sdgs_rashinban/kj_2021010500089.php