令和5年10月27日(金)に、本校総合工学科葛原俊介准教授、加賀谷美佳助教のお二人が石田實記念財団研究奨励賞を受賞しました。
この賞は、環境、システム及び工学一般分野において情報通信に関連する研究及び開発に従事し、その成果が情報通信産業の進歩発展に貢献または期待できる研究者及び教育者に対し、今までの研究成果に対する業績を称え、贈呈されるものです。
 葛原准教授は、低環境負荷金属リサイクルプロセスに関する研究を行っており、同賞は研究テーマ「高度情報通信社会に向けた低環境負荷金属リサイクルプロセス構築に関する研究」で受賞しました。
 本研究は、様々な使用済み製品から情報通信機器の製造に欠かすことができない貴金属類やレアメタルを低環境負荷プロセスで回収することにより高度情報社会の構築に貢献することを目的としたものです。
 加賀谷助教は、ガンマ線イメージング技術に関する研究開発を行っており、同賞は研究テーマ「SOI半導体検出器を用いたガンマ線可視化技術に関する研究」で受賞しました。
 本研究では、宇宙観測、素粒子実験、核医学診断、環境モニタリング等の幅広い分野で利用されているガンマ線を、SOIピクセル半導体検出器を使用して可視化する技術を研究しており、現在は検出部に用いる半導体素子の設計・開発を行っています。
 これらの研究は、情報通信産業の進歩発展に貢献できることが評価され、本賞の受賞にいたりました。

葛原准教授の贈呈式での研究発表 加賀谷助教の贈呈式での研究発表