令和6年3月1日(金)に日本大学工学部(福島県郡山市)で開催された、令和6年東北地区若手研究者研究発表会「音・光・電波・エネルギー・システム・材料とその応用」において、本校の3名の学生が優秀発表賞を受賞しました。受賞した学生と発表題目は以下の通りです(括弧内は指導教員名)。

○知能エレクトロニクスコース5年 三國裕倫さん
「地中レーダ画像と深層学習による砂浜沈下プラスチックの検出」(園田潤)
本研究は、近年世界的な問題になっている海洋プラスチックについて、これまで着目されていなかった砂浜に沈下したプラスチックを地中レーダと深層学習、特に生成AIを用いて学習画像を生成し高精度な自動検出を目指すものです。発表後の質疑応答では生成AIによる学習画像の質や誤検出が出る原因等の質問に的確に答えていました。

○知能エレクトロニクスコース5年 末永渉希さん
「能動家具の直感的操作を目的としたハンドジェスチャー認識に関する研究」(末永貴俊)
本研究は、スマートホームを実現する新たな試みとして、状況に応じて自ら動く「能動家具」と、能動家具を直感的に操作するための「ハンドジェスチャー認識」に関する研究報告です。ユニークな発想の研究内容と、製作した能動家具の完成度、ポスター発表時の明快な説明と的確な受け答えが評価されたものと思われます。

◯知能エレクトロニクスコース5年 小笠原壱晟さん
「遠隔デバイス操作のための身体動作推定手法に関する研究」(末永貴俊)
本研究は、誰もが憧れるヒーローになりきって遊ぶために、独自に開発した変身デバイスと身体動作推定システムを連携させることで、再現度の高い「なりきり遊び」を実現する技術に関する研究報告です。子どもの頃からの夢を実現できる研究の独創性と、動画によるデモンストレーションが評価されたものと思われます。

研究発表会参加にあたり、広瀬キャンパス後援会から旅費等の補助をいただいております。多大なるご支援に感謝します。

三國裕倫さんの賞状および発表の様子
末永渉希さんの賞状および発表の様子
小笠原壱晟さんの賞状および発表の様子